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積み過ぎた箱舟ーカメルーン動物記 ジェラルド・ダレル著

1947年の著者のカメルーンへの野生動物採集旅行の顛末を書いた本である。カメルーンの密林とそこに住む珍しい動物たち、そして原住民に対する筆者のあふれるほどの好奇心と愛情が伝わってくる好著だ。採集したサルたちも飼われている間にダレルを大好きになってしまったのか、彼と友情に似た心の交流を示しているのは興味深かったし、楽しかった。まるで動物の言葉がわかるドリトル先生の物語のようだ。

カメルーンは、ゴンドワナ大陸が南アメリカとアフリカの二つの大陸に分裂したときの湧昇点の一つでおり、カーボナタイトを含む超アルカリマグマの火山活動が今でも継続している。その点で東アフリカ大地溝帯に類似の進化のホットスポットである可能性が高い。ダレルが採集した珍しい動物は、その産物かもしれない。